2013.04.18 Thursday
2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた障害のある人を支援するために、工房まるでは募金活動を開始し、工房まるが加盟している「きょうされん」を通じて集まった募金を被災地支援に贈らせていただきました。
2011年7月に募金活動のご案内や活動期間等のお知らせをし、第2回目の募金活動期間は2011年9月30日までとしておりました。取組としての募金活動はその期間を以てほぼ終えていたのですが、みなさまへのご報告を怠っていまして、遅ればせながらご報告させていただく次第です。大変申し訳ありませんでした。
募金額等のご報告と、NPO法人まるが東北の方々と関わった出来事をご報告致します。
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2011.07.09 Saturday
東日本大震災で被災した障害のある人、障害者施設支援を目的に募金活動を行っています。
何卒、皆様のご協力をお願い致します。
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2011.07.09 Saturday
4月下旬から開始していました東日本大震災(東北地方太平洋沖地震または東北関東大震災)の被災地支援募金は6月30日に一旦終了しました。募金額は196,303円になりました。みなさまのご協力誠にありがとうございました。集まりました浄財は、きょうされんを通じ、主に、被災された障害のある人、障害者施設の支援活動を行っている被災地障害者支援センターの活動費に充てられます。
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2011.07.02 Saturday
今月8日(金)より、JR博多シティ アミュプラザ博多の地下1階にある「アミュ地下キューブ」にて開催される「東北九州プロジェクト」に、maruも参加することとなり、現在売り出し中のmaru-Tを販売します。
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2011.06.16 Thursday
この度、NPO法人まると財団法人たんぽぽの家(奈良)、NPO法人エイブル・アート・ジャパン(東京)、ハート&アート空間ビーアイ(宮城)が共催となり、被災地の障害のある人たちの "しごと" の復興に取り組むプロジェクト「タイヨウプロジェクト実行委員会」を設立しました。
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2011.05.20 Friday
『RESCUE〔 〕!』をテーマに、今の時代に救いたい、モノやコトへの願いをこめた九州在住の35人のクリエイターたちによる、35種のメッセージTシャツが、 MrMax全49店舗とMrMaxオンライン・ショップで販売中です。また、デザインTシャツの売上げの20%は「東日本大震災」の被災地への義援金として寄付されます。
今回、その中の1枚には、太田宏介氏のイラストが使用されています。
1枚なんと500円!多くの人々がプロジェクトに賛同し気軽に参加(購入)いただけるように、とこの価格だそうです。
太田氏のイラストTシャツがワンコインで手に入る滅多にない機会でもあります。ファンの皆さま、お早めに!
2011.04.25 Monday
先月に発生した東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)により、東北地方、関東地方においては多くの命が失われ、そして壊滅的被害を受ける町がいくつもあるなど、甚大な被害が発生していることは、みなさんご周知のことと思います。被害に見舞われた方に心よりお見舞い申しあげます。
この災害で私たちが特に気になるのは、障害のある方々やご家族、施設関係者がどのように過ごしているのかということです。当法人の関係者も4月上旬に支援活動で福島県に入りました。その時に現地で聞いた状況を簡単にご報告いたします。
(南相馬市のある施設1)
・施設の地域が自主避難地域となり、活動が停止。
・利用者の方は避難される方、避難所では生活できるわけがないと自宅待機される方がいた
・しかし、避難されていた方も、避難所の生活に限界を感じ自宅に戻ってきた。
・家族からは「施設を開所してほしい」という要望があり、通所再開を決意。
・行政からは当初、自主避難地域ということで再開は認められない、という姿勢。
・しかし「絶対、作業所をやめない!」と強い思いで交渉、行政も了承した。
・スタッフも複数避難している中、限られた人員での再開した。
(南相馬市のある施設2)
・グループホームに暮らしている人、一人暮らしの人、家族、スタッフなど
合計約20名ほどで避難開始。
・避難途中、立ち寄った行政機関の建物に入ろうとしたが
放射能測定しないと入れられないという扱いを受ける。
・県外の公共施設に避難し、施設の管理者、地域住民にはよくしてもらったが、
避難生活で大きなストレス。体調崩す人も多く、南相馬市に戻る。
・津波被害で2名の利用者が亡くなっていた。
・活動を開始したが放射能問題で仕事がほとんどなくなった。
・農作業、食品加工業など、無農薬・無添加などこだわってきたが、全てできなくなった。
(相馬市のある施設)
・震災当日から利用者の安否確認等、途切れることなく活動してきた。
・施設で炊き出しを行うなど、地域の灯台としての役割を果たした。
・もともと、原発のあった地域から宮城県境までの地域にある福祉事業所や医療機関等で、
障害のある人の生活を支える環境ができていた。
・そうした環境が原発問題で崩壊した。
・避難地域でない一部の地域でその環境を再生させなければならない。
・新たに事業を行ってくれる人材が欲しい。
(その他)
・自主避難地域にある入所施設は活動停止を余儀なくされ、利用者を自宅に返すしかなかった。
・入所施設など、複数の事業所が、利用者、スタッフとともに他県の公共施設に避難している。
これらは福島県でのいくつかの事例で、宮城県や岩手県をはじめ、その他の被災した地域全体で考えると、もっと多くの困難な状況があると思います。障害のある人たちが現地で少しでも安心して過ごせるように、支援の輪を広げていかなければなりません。
そこで、工房まるが加盟している「きょうされん」はJDF(日本障害者フォーラム:主だった全国規模の障害者団体が参加している会)の一員として被災地支援活動を開始し、4月上旬に宮城県と福島県に「被災地障がい者支援センター」を設立。全国各地の福祉施設から支援スタッフを募り現地で活動を始めています。岩手県でも支援センターの設立に向けて活動しています。
支援センター活動報告
当法人としても震災当初から何か出来ることはないかと考え、支援センター等で行われる活動を支えるための募金活動を行うことになりました。
● 支援募金活動
○ 募金について
・募金金額は自由です。
・銀行振込、郵便振替でお願いいたします。
・ご親戚、ご友人、所属会社・団体等にも広げていただけると幸いです。
・集まった募金は、当法人が加盟する「きょうされん」を通じて、
被災地域の障害のある人および障害者施設の支援に充てさせていただきます。
・きょうされんウェブサイト → 震災関連
○ お振り込み先
・銀行
福岡銀行 高宮支店
普通 1580281
特定非営利活動法人まる 代表理事 樋口龍二
※ 銀行からお振り込みしていただいた方は、お手数ではありますが、
メール、FAX、電話等で当法人へご連絡下さい。
・郵便振替
ゆうちょ 01710-8-69084 特定非営利活動法人まる
※ 郵便局からお振り込みいただいた方は、お手数ではありますが、
振込用紙の備考欄に「お名前」「ご住所」「ご連絡先」をご記入下さい。
○ 募金活動期間
・第1回目として募金活動期間を2011年6月30日(木)までとします。
・その後、継続する場合があります。
○ 集まったお金は何に使われるか?
・被災地域支援センターの運営資金
・メインセンター3ヶ所(岩手、宮城、福島)に加え、実状によっては、
サブセンター設置も検討中
・被災地派遣スタッフの交通費等
・支援物資の購入費
・施設再建の資金 など
○ その他
・この募金活動では寄付金控除等かかる領収書の発行はできません。
また、今回の被害は甚大で、復興を遂げるまでには長い年月がかかります。できることならば、さまざまな手段で長期的な支援をしていきたいと考えております。
皆様のご理解とご協力の程をよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人まる 代表理事 樋口龍二
2011.03.16 Wednesday
この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
福岡にいる私たちにも、テレビや新聞、インターネットなどでさまざまな情報が入ってきておりますが、「障害のある人(災害弱者といわれている方)たちがどのような状況にあるのか?」という情報がなかなか入ってきません。
NPO法人まるでは、障害のある人たちが被災地での情報をできる限り集めており、現段階で以下のような情報が入っております。
1.被災地での救難活動が障害のある人を想定した対応があまりできていないようです。
2.通所・入所施設は閉鎖され、受け入れ先(親や家族など)がある方は自宅へ、
受け入れ先がない方は近隣の避難所へ。避難所でのサポートは、
施設職員やソーシャルワーカー、教員などが対応されているが、
他の避難者とのコミュニケーションがうまく取れていないそうです。
3.特に関東地方では、開所可能な施設・作業所も多くありながら、
ガソリンが不足しているため送迎ができなかったり、
トイレットペーパーなどの生活必需品が底をついたりと通常開所できない状況だそうです。
4.知的・精神に障害のある方たちの情緒が不安定になられているケースも多いようです。
と、まだまだ細かな情報は集められていませんが、とにかく今私たちができることとして、まずは、障害のある人たちへの対応をお知らせしたいと考えました。
被災地での障害のある方への対応のお願い
障害のある人(災害弱者といわれている方)は、大地震やその他大きな災害が起こった時、状況を把握したり、避難所への移動が困難です。そのような時、みなさんの助けが必要です。
<災害時に障害のある人が困ること>
・正確な情報を受け取ることができません。(聴覚障害者や知的障害者など)
・周囲の状況が把握できません。(知的障害者など)
・電柱や塀の倒壊、道路の亀裂などがわかりません。(視覚障害者や知的障害者など)
・自分の意思をうまく伝えられません。(聴覚障害者や知的障害者など)
・パニックに陥ってしまうことがあります。
・避難場所まで移動できません。
<避難所等での生活が困難です>
・車椅子など肢体不自由者や視覚障害者は、避難者で混雑する状況では動きがとれず、
トイレにもいけません。ご理解と援助をお願いします。
・正確な情報を教えてください。
・意思を伝えられない人がいますので、簡単なコトバで、
文章は短く切ってやさしく話しかけてください。
・周囲の状況がわかりません。
・安全な場所までの避難ができません。
・車椅子を利用されている方や視覚に障害のある方は、移動できません。
・特に知的に障害がある方などは、奇声を発っしたりすることがありますので、
避難場所での生活が困難です。
<避難誘導及び援助の方法>
1. 視覚障害者の場合
・「どこに逃げれば安全か」を教えてください。
・家の周りの状況を教えてください。
・避難場所まで誘導してください。
● 誘導の仕方
・肩や腕を貸す形で、半歩前を歩いてください。
・視覚障害者を押したりひっぱたりしないでください。
・誘導しているとき、周りの状況を伝えて下さい。
・方向を示す時は、時計の針の位置で伝えて下さい。
(例えば、時計の文字盤による方向は、右は3時、左は9時、正面は12時と考えます。)
2. 聴覚・言語障害者の場合
・家に来られても、音や声ではわかりません。懐中電灯などで照らしてください。
こちらは、笛を吹いたりして知らせます。
・ラジオの情報など教えてください。
・避難所で食事の配給などの音声情報が入りません。その内容を伝えて下さい。
● コミュニケーションの方法
・筆談(ひつだん、紙に書いて伝える)
筆記用具がなければ、相手の手のひらに指先で文字を書いたり、
空間にゆっくりとひらがなで字を書きながら口を大きく開いて、
話しかけてください。
・読話(どくわ)
あなたが話す形をみて、内容を理解します。私の顔を(正面を)見て、
口を大きく開いてはっきりとゆっくり話しかけてください。
・手話(しゅわ)
手の形や表情・動きを(身振り)中心に、身体全体でコミュニケーションを行う方法です。
多くの聴覚障害者が使う方法です。覚えるとなかなか楽しい面もあります。
講習会、手話サークルなどで、少しでも覚えていただけると大変助かります。
その他、身振りで伝わる場合も多いです。また、話し手の表情も言葉のうちです。
・ファックスなど
電話回線が使えるときは、ファックスで連絡をしてください。
電子メールも有効な伝達手段のひとつです。
※ 全ての聴覚障害者が手話をするわけではありません。
3. 肢体不自由者(車椅子利用者など)の場合
・家が住めないような状態や火事にならない限り、在宅で過ごす人が多いと思われます。
水や食料の配達をお願いします。
・エレベータが止まると、他の階に階段を使っていくことができません。援助者が複数必要です。
・車椅子の押し方や、避難の方法は、障害者(及び家族)と相談してください。
見た目では、ハンディがあるとわからなくても、呼吸器や内臓に疾患がある人や、
膀胱や直腸に障害のある人などもいます。そうした人が困っていたら、
緊急連絡先に連絡して、その後の対応に協力してください。
4. 精神障害者・知的障害者の場合
・パニックに陥っているときは、「大丈夫」「安心しなさい」とか、
「助けに来たよ」と声をかけ、安心・落ち着かせてください。
・現在の場所にいることが危険な場合は、避難場所など、安全な場所まで連れて行ってください。
・話し方については、わかりやすく簡単なことばを使ってください。
話は短く切って、一問一答のように確認しながら話してください。
・できるだけ早く、家族や施設・作業所に連絡を取ってください。
ご近所で見かけた障害者や高齢者の安否確認をしていただけると助かります。
障害者は、その障害の種別や程度によって、救助・支援の方法が異なります。
障害者本人と話し合うか(肢体不自由者や視覚障害者など)、
個人の情報を記せられた個人カードを持っている人もいます。(知的障害者や聴覚障害者など)
※ 杉並区障害者団体連合会が発表している<障害者からのお願い「大地震(災害)の時助けてください!」>を参考にさせていただいております。