about maru

maruの活動は、1997年4月、無認可の福祉作業所「工房まる」開設が始まりです。

「障害のある人、ない人」と区切らない社会にしたい。障害のある人を「かわいそう」としか思えないような、腫れ物に触るようにしか関わることができないナイーブな存在にせず、「人と人」というとてもシンプルな関係を、ふつうに育められる世の中にしたい。そんな社会に変える「場」にしたい。

なぜならば、そこは思い切ってオープンにして広げてコミュニケーションしていかないと、居心地の悪い社会が続いてしまうと思ったからです。


その為には、障害のある人が、一人ひとりの個性をかたちにしていく選択肢があり、経験を重ねることができる。
様々なことにチャレンジでき成功も失敗もできる。個性が開花し、社会の一員として自分の役割が実感でき、誇りを持って生きることができる。そして、その姿が社会の日常にある。また、障害のある人もそうでない人も、年齢や仕事の種別も関係なく、様々な人が訪れる空間であること。その空間には関わりを育む時間があり、積み重ねる機会が幾度となくあること。

私たちは「アート」を活動の柱として、いくつもの思いをかたちにしようと様々な取り組みを行ってきました。
真正面から捉えると出来ないことも、ちょっと角度を変えてみれば他の人には真似の出来ないことがあったり、だれも気付けなかった価値が生まれたりする。「その人が人や社会との関わりの中で何らかの役割が必ずある」ということを信じ、あらゆる可能性を否定せず、あきらめず、アイデアを出し合うことが私たちの大きな仕事になりました。


その過程でさまざまな人たちとの出会いが生まれ、チャンスが生まれ、アイデアがあふれ、とても豊かないくつものコミュニティが出現しています。そんなコミュニティが今の社会の中でもっとたくさん生まれたら、世の中に今までにない新しい活気を生み出すかも知れない。私たちはそんな可能性を感じています。


私たちはこれからも、様々な可能性を信じ、今までと同じく、日々の暮らし、関わりを大切にしながら、目指すべき社会の実現に向かっていきたいと思っています。


Philosophy

たとえば
今日は何を食べようとか
何を着ようとか
思いをめぐらせてみたり
手にした給料に喜んだり
仕事の失敗にヘコんだり
好きな人を思ったり
毎日は、ごくごくふつうなコトの積み重ね。
ひとりでできることもあれば、
ひとりじゃできないこともそりゃあるわけで
そこんところは
ひょいっと手を貸しあったりすればいい。
ふつうのことをふつうに楽しみたいもんだと
ふつうに思う、われわれなのです。

my voice, my place, my life
ひとりひとり、いろいろで、まる。

「まる」の名前の由来

「まる」は言葉だけでなく、手の形で表現できる(どんな障害があっても人に伝えられる)
「まる」は様々なかたちを内包できるかたちである(様々な人を受容したい)

工房まるのなりたち

1997年4月に無認可の福祉作業所として開所(作業所設立趣意書【1997/03】)。
2007年3月に運営母体をNPO法人化したのち、2007年7月~2008年3月は無認可から地域活動支援センターⅡ型として運営。
2008年4月より、障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業である「生活介護」「生活訓練」という2つの事業を行う多機能型事業所として事業移行を行い、新たなスタートをきりました。

障害福祉サービス事業所 工房まる概要

設立目的
工房まるでは、「その人らしさ」が表れてくることを「自立」と考え、人や社会との関わりの中での「自立」を目指し、活動を行ってきました。

工房まるの活動は、絵画や陶芸などの創作活動が柱になっています。その活動ができなくても、その人の個性が活かされる表現方法を創意工夫のもと見つけていきます。また「生活・仕事・ケア」の3つの視点で、それぞれ働き方や生き方に合うサポートを行います。

そして、より多くの理解者が利用者それぞれに生まれるよう、いろいろな人と出会う機会を作り、つなげていきたいと考えています。

施設名
障害福祉サービス事業 工房まる

運営主体
特定非営利活動法人まる

開所年月日
1997年4月1日

実施事業

障害者自立支援法に基づく、生活介護、就労継続支援B型、自立訓練(生活訓練)事業混合の多機能型事業

利用定員
・生活介護 14名
・就労継続支援B型 10名
・生活訓練 6名

施設長
吉田修一

スタッフ

管理者、サービス管理責任者、生活支援員、職業指導員、
看護スタッフ、給食スタッフ

活動場所
・野間のアトリエ(福岡市南区野間3丁目19-26)
・三宅のアトリエ(福岡市南区三宅)

開所日と休所日
[開所日と活動時間]
・開所曜日:火曜日~土曜日
・開所時間:9:00~18:00
・活動時間:火、水、金、土 10:00~15:30
      木 10:00~13:30
※「活動時間」は利用者の方が活動している時間です。

[休所日]
・日曜日、月曜日

活動内容
[生活]
・食事等の日常生活介助
・送迎
・給食
・主体的、自立した生活を送るための様々な取り組み
・レクレーションやスポーツ、旅行などのイベント等の余暇活動
・他事業所と連携した生活支援や生活相談、提案

[仕事]
・創作活動-絵画、陶芸、書、詩作など
・表現活動-個別の特性に合わせて検討
・授産活動-創作物のグッズ化、販売
・展覧会の開催

[ケア]
・リラクゼーションやマッサージ
・健康チェック、健康診断、医療機関等との連携
・生活相談、制度等の情報発信、行政手続き等の相談やアドバイス
・車いす等製作時の相談、提案

特定非営利活動法人まる(NPO法人まる)概要

設立目的

この法人は、障害のある人が、人や社会と共有できる、時間・空間・仲間の「3つの『間』づくり」をコンセプトとした障害者福祉を基本とし、次の3つのことを実現していきます。

第1に、障害のある人の生活や仕事、ケアをサポートできる日中活動の場や、自分らしい生活が送ることのできる暮らしの場づくり、また日常生活を支援すること。

第2に、現場で培った知識、経験を活かし、新たなコミュニケーション・コミュニティの創造を目指したコンテンツづくりやプログラム開発を行い、社会へ発信していくこと。

第3に、他者との違いを認め合える豊かな社会づくりのため、地域や多分野の人々と情報交換を行い、交流を促進すること。

これらを事業として行うことにより、障害のある人はもとより、この社会で生きる私たち一人ひとりが孤立することなく、自分らしく生きていける豊かな社会づくりに貢献、寄与することを目的としています。



設立趣意書(PDFにて表示します)

設立年月日
2007年3月6日

代表理事
樋口龍二

事業内容(2008年10月現在)

施設運営事業
・障害福祉サービス事業
(工房まる【生活介護・就労継続支援B型生活訓練 】)
・表現、就労支援事業(施設授産活動)

コミュニケーション創造事業
・エイブルアートカンパニー福岡事務局
・障害のある人のアートイベント企画、運営
・行政、企業等との共同イベント企画、運営
(「life map」「ときめきアート展」など)
・その他啓発活動

沿革

1997年04月 福祉作業所「工房まる」開所(福岡市南区寺塚)
2002年10月 建物増改築のうえ、現在地(福岡市南区野間)に移転
2007年03月 特定非営利活動法人まる設立
2008年04月 障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業(生活介護・自立訓練〔生活訓練〕)に事業移行
2009年10月 給食サービス 開始
2010年04月 「三宅のアトリエ」開設、就労継続支援B型事業 開始

その他
・ 工房まる利用希望の方、詳しいサービス内容、利用料金等は「野間のアトリエ」までお問い合せ下さい。

お問い合せ
工房まる(野間のアトリエ)
〒815-0041 福岡市南区野間3丁目19-26
tel 092-562-8684 fax 092-562-8688
e-mail info@maruworks.org(←@を半角@に直してご使用下さい)