2008.12.27 Saturday 17:46 | posted by maru

今年もありがとうございました!

今年もありがとうございました。私たちを支えて下さっている多くの皆さまに心より感謝申し上げます。2008年もあと残すところわずか。maruは本日で2008年の業務を終えました。 昨年の今頃を振り返ってみると、今年4月からの支援法に基づく障害福祉サービスへの事業移行に向けて、改装工事の準備で大変でした。設計の打ち合わせ、施工業者の入札、山のようにある荷物の移動、仮事務所・仮作業場への確保。その後も事業開始の申請やスタッフの確保に資金繰り、メンバー・家族との面接や契約書の取り交わし・・・。4月になり無事に事業開始。メンバーもスタッフも増え、建物内にいる人の数は毎日約30人。10数年前、スタッフを入れても10人に満たない日もあった頃がとても信じられない光景が続きます。

最初はどうなることかと案じていましたが、夏を過ぎた頃から新メンバー・スタッフともに個々のその人らしさが表れ、それにつられるかのように他のメンバー・スタッフの勢いも増します。今はもうmaru全体が熱気、活気にあふれています。

さて、年明け早々にはmaruメンバー柳田烈伸が初個展を開催(「ヒトノカタチ」主催:工房まる 期間・場所:1/21〜1/25 ギャルリ ド アッシュ〔福岡市中央区今泉〕)します。柳田氏が自ら「絵描き」であることを意識した展覧会。ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいと思っています。またmaruが企画して3年目になる「Love×Love Love Art 2009 in IMS」(主催:福岡市 三菱地所株式会社 西日本新聞 期間・場所:1/7~1/12 IMS B2F 1/10〜1/12 IMS 8F 三菱地所アルティアム)イベントも開催。福岡市内にある様々な施設でアート活動に取り組む人々の作品展示やライブイベントが行われます。3月には福岡市文化芸術振興財団と5年に渡って共同して行ってきた福岡における「エイブルアート」のイベントも開催されます。

私たちを取り巻く環境も来年一つの節目を迎えます。現在、障害者自立支援法の見直し論議が行われていて、来年4月から新たにスタートされます。しかし、障害者自立支援法の骨格となっている「応益負担制度」は変わる様子はありません。「応益負担」、これが憲法25条の「生存権」13条の「幸福追求権」14条の「法の下の平等」に反するものとして今年約20人の方々が提訴しました。この裁判が来年から本格的に始まります。福岡でも1月30日に福岡地方裁判所の大法廷にて第一回口頭弁論が開かれる予定です。こちらの裁判のゆくえ、みなさんにもぜひ注目していただきたいと思っています。

maruにおける福祉事業も法定化をしたことをきっかけに、次に第2の活動場所作りや、生活そのものを支える場作りを検討していかなければなりません。来年中にはそのビジョンを示せるように動いていきたいと思っています。

2009年、さてどんな年になるのやら。世の中は突然の大不況に大変なことになっていますが、こんな時だからこそ、様々な人々と知恵や力を合わせ、細々ですが粘り強く、力強く、一歩一歩踏みしめて歩んでいきます。来年もこれまでと変わらず皆さまのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

みなさまにとって来年が良い年になるようお祈り申し上げます。今年も本当にありがとうございました。


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