2025.12.28 Sunday 11:07 | posted by maru
2025年も残すところあと3日。今年も多くの方々からご支援を賜り、心より感謝申しあげます。
maruは昨日12/27が仕事納めで、各アトリエではメンバーの納会行いました。メンバーそれぞれ今年の活動を振り返っていたようです。全体では二つ大きな出来事がありました。
一つは、4/26から5/6まで、京都・大徳寺龍光院(看松庵)で、龍光院ご住職、小堀月浦和尚さまの写真と工房まるの陶器のコラボ展「げっぽ和尚の草花たちと工房まるのにぎったり、たたいたり」を開催したことです。
きっかけは、当法人の元理事の方が龍光院の年中行事のお手伝いなど数年来の関わりがあり、和尚さまに工房まるのことを話題にしたところ大変興味を持たれ、昨年8月、工房まるに見学にお越しなったことからでした。龍光院は福岡藩初代藩主の黒田長政公が建立した寺院で、福岡・博多とゆかりが深い禅寺です。そうした背景もあり、和尚さまから何らかの形で工房まるを応援したい、とおっしゃっていただき、このコラボ展企画に至りました。
会場となった看松庵はお茶会が開かれたりするとても洗練された和の空間で、工房まるの陶器の粗雑さが目立ってしまわないかとても心配でしたが、その雰囲気に飲み込まれず、しっかりとその存在が立っていました。そして京都のお客様にも大変好評でした。
私たちにとって一番意義深かったことは、期間中の数日間、maruメンバーが博多から京都に赴き、在廊できたことです。お越しになったお客様やお手伝いいただいた龍光院の方々みなさんが、陶器とともに、メンバーの存在に魅了されていることがよくわかりました。
いつもとは違う場所、違う空間で陶器やメンバーの姿を見ることで、私たち自身、工房まるの陶器を再評価することができ、メンバーの存在の力強さを改めて感じることができました。京都に赴いたメンバー・スタッフにとっても滅多に経験できない貴重な機会になりました。この経験はものづくりにおいても、メンバー支援においても今後より良く活かされていくはずです。
この機会を与えてくださった和尚さまと、企画展を支えて下さった龍光院関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
もう一つは、一昨年の「工房まるアトリエのW移転と第二の拠点づくりプロジェクト」で設けた工房まるショップ&ギャラリー「まるのまど」を本格稼働させたことです。
ショップ&ギャラリーはプロジェクトの目玉でした。ここが稼働しない限りは私たちの次なる一歩は踏み出せないのに、工房まるでは、時期を同じくして様々な課題が浮き彫りになり”改革”を最優先としていたため、時折プレ企画を行う程度でした。それから時を経て、ようやく”改革”が軌道に乗り始めた2025年度、体制を整え、議論を重ね、正式オープンすることになりました。
「まるのまど」は、工房まると、地域の方、まるのことを親しく思ってくださる方、興味を持ってくださる方々との出会いと繋がりが生まれる場。そして、maruメンバーの一人ひとりの姿やまるの活動を表現できる場にしたい。今日はどんなことがあるかな、今日はどんな人が来るんだろう…そんな気持ちを日々抱き、お互いのワクワク、ドキドキが混じり合う空間にしたい。「まるのまど」という名にそんな願いを込めました。
オープニングを飾った企画は、田村のアトリエに所属する末次剛さんの個展「TAKESHIと、パグと、」でした。期間中、末次さんのご家族、旧友の方々、maruのインスタを見て来られた方々、「まるのまど」のご近所の方や、近隣にある保育所に通う親子、様々な人にご観覧いただきました。ご縁の結び直しと新しいご縁との出会い。「まるのまど」を設ける際にイメージしていたことが一つ二つと実現したことがとても嬉しかったです。
小さなスペースではありますが、「まるのまど」に訪れる方々、そしてメンバー・スタッフにとって素敵な空間、時間となるよう努めてまいります。お近くに来られる機会がありましたらふらっと立ち寄っていただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。
…いやいや、待て待て。確かに、この二つの出来事は大きかったです…が、しかーし!maruの活動はもっとたくさん、もっといろんな場所で繰り広げられてきました。そうそう、そんな時は、毎年恒例となりました、アレです、アレ!主任池永が年末に渾身の力を振り絞って制作したスライドショーです。今年もあります!みなさん一緒に2025年のmaruを振り返りましょう!!
今年も素晴らしい映像をありがとう。工房まるの活動や作品をみて、「まるらしいね」と言われることがありますが、“まるらしさ”というのは、手法とか雰囲気とか、そういったことではないと思っています。“まる”を地球のような球体としてイメージしてみます。遠目では1つの個体のように見えるけれど、どんどんどんどん拡大して見てみると、そこらじゅうにいろんな個性が散らばっていて、いろんな障害があり、さまざまな表情がある。喜びもあれば悲しみあり、そうしたことを感じながら、自分らしさを輝かせ、生きている姿があふれている。「maruらしいね」と言われる時は、きっとその方がメンバー一人ひとりの個性や存在が立っていることを感じた時なんだろう、と思います。この映像に溢れるmaruらしい日々。この何気ない日々を大切にしたいと思います。
maruとしてまた1年を積み重ねることができました。メンバー、メンバーご家族の皆さん、そしてスタッフ、スタッフご家族の皆さん、そしてmaruを支えてくださる多くの方々に感謝申し上げます。年が変わっても、私たちは私たちらしく表現し続けていきます。そして個々の表現は一人ひとりの生き方を豊かにし、そして地域や社会を豊かにする。そうした実感が持てる活動を続けていきたいと思います。
そして毎年同じ文言となりますが・・・。今年もたくさんの出来事がありました。来年もたくさんの出会いが生まれ、みんなの思いが何らかのカタチとなって社会に飛び出して行くでしょう。
私たちはmaruの活動を通じて、障害のある人が社会を構成する一員とされる社会、障害のあるなしで差を生み出さないインクルーシブな社会を目指すことが、人の暮らしに豊かさを生み出すことを知っています。maruの活動で出会った多くの人々とそんな社会を実現する為に歩みを共にできればと思っています。
来年もみなさまのご理解とご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
みなさまにとって来年が良い年になるようお祈り申し上げます。
2025年12月28日 工房まる 施設長 吉田修一
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