2010.02.02 Tuesday 16:09 | posted by maru

「Life Map -テトテトテノアイダ-」開催

LifeMap20102007年度よりmaruが(財)福岡市文化芸術振興財団と共同事業として行っているエイブル・アート事業。
いよいよ、今月11日(木)より「Lifev Map -テトテトテノアイダ-」と題し、企画展を開催いたします。昨年に引き続き今回も作品展と同時にさまざまなイベントを企画しております。
企画イベントや出展作家情報など、詳しくは続きをご覧ください。

Life Map -テトテトテノアイダ-


 今回の「Life Map」は4名の造形作品を中心に紹介します。
 その人の私的な世界、他の人が見てもよく分からないかも知れない。
 よく分からないけれど、なにかひっかかる。
 そのひっかかりに向き合う時間や距離をたどることが「Life Map」のねらいです。
 ーーー作品を生み出すテトテノアイダ
 ーーー「つくる人」 「みる人」 「みせる人」 のテノアイダ
 そのアイダにある『揺らぎ』を見つめ直す時間を、さまざまな企画で提供します。
 この展覧会で、「一人ひとりの『地図』が、少しだけ塗りかえられる」
 そんな小さな変化を期待します。


開催概要


 【展覧会名】Life Map -テトテトテノアイダ-
 【開催期間】2010年2月11日(木)〜3月28日(日) 10:00〜20:00
       ※ 無休 入場無料
 【会  場】ギャラリー アートリエ
       福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン 地下2階
 【出展作家】本田 雅啓(福岡)、梅木 鉄平(福岡)、渡邊 義紘(熊本)、山口 大輔(長崎)
 【関連企画】アートパフォーマンス、鑑賞ワークショップ、カフェトーク
 【主  催】(財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市、NPO法人まる
 【協  力】エイブル・アート・ジャパン
 【お問合先】文化芸術情報館アートリエ <(財)福岡市文化芸術振興財団>(担当:小宮)
       〒812-0027 福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 地下2階
       TEL 092-281-0081 FAX 092-281-0114
       E-mail plaza-a@ffac.or.jp

 フライヤーのダウンロードはこちらから
  pdf_icon(PDFファイル:3.5MB)


企画イベント


ギャラリートーク ※2回開催
 【日 時】2010年2月20日(土)・3月13日(土) 14:00〜15:00
 【会 場】ギャラリー アートリエ
 【参加費】無料
 【話し手】樋口龍二(NPO法人まる 代表理事)
 【内 容】今回の出展作家の作品制作に至るまでのエピソードや、創作へのこだわりなどお話しします。
      また、当日は実際に作品に触れられる機会を特別に設けます。

アートパフォーマンス1
 【日 時】2010年2月28日(日) 13:00〜16:00
 【会 場】ギャラリー アートリエ
 【参加費】無料
 【出演者】本田雅啓
 【内 容】「テトテトテノアイダ」をテーマに、本田氏が段ボールで立体造形をライブで制作します。

カフェトーク
 【タ イ ト ル】「アートの可能性」
 【日 時】2010年3月6日(土) 17:30〜19:30
 【会 場】カフェアートリエ
 【参加費】無料 
 【定 員】30名
 【発表者】吉田修一(工房まる 施設長)、原田啓之(アトリエブラヴォ 主任)、
      樋口龍二(NPO法人まる 代表理事)
 【内 容】なぜアートなのか?アートの力とは?・・・。
      福岡で先駆的にアートに取り組んでいる工房まる(南区)とアトリエブラヴォ(博多区)の
      事例をもとに参加者のみなさんからの意見交換も交えたトークイベント開催します。


鑑賞ワークショップ
 【日 時】2009年3月7日(日) 14:00〜16:00
 【会 場】ギャラリー アートリエ
 【定 員】20名(要申込み)
 【参加費】無料
 【申込先】文化芸術情報館アートリエ
 【ファシリテーター】ギャラリーコンパ
           福岡で視覚障がいのある人たちと、目の見える、見えないといった互いの個性を活かし、
           一緒にアートをシェアしているワークショップグループ。
 【内 容】視覚に障がいのある人たちと個々の感性でコミュニケーションを愉しみながら
      五感でみる鑑賞ワークショップを行います。


アートパフォーマンス2
 【日 時】2010年3月14日(日) 13:00〜16:00
 【会 場】ギャラリー アートリエ
 【参加費】無料
 【出演者】渡邊義紘
 【内 容】渡邊氏が得意とするクヌギの葉での造形と切り絵を披露します。
      ワークショップ形式で参加者も体験できます。

関連企画


 【展覧会名】「Life Map -Deep Inside-」
 【開催日時】2009年3月27日(土)〜4月4日(日) 12:00〜19:00
       ※ 無休 入場無料
 【会  場】konya gallery(紺屋2023 2F)
       〒810-0041 福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル2F
       TEL/FAX 092-984-6292
       E-mail travel-front@travelers-project.com
 【出展作家】本田 雅啓、梅木 鉄平、渡邊 義紘、山口 大輔(予定)
 【主  催】NPO法人まる
 【共  催】紺屋2023
 【問合せ先】NPO法人まる
       〒815-0041 福岡市南区野間3-19-26
       TEL 092-562-8684 FAX 092-562-8688
       E-mail maruworks@mac.com
 【内  容】ギャラリーアートリエでの展示と対照的な作品を展示します。


出展作家プロフィール


 本田 雅啓(ほんだ まさはる)
 1983年生まれ 福岡県在住
 Honda
 「無心」となり、心から創造することを楽しむ。立体作品をつくる。
 それも木を貼り合わせて大きなオブジェにペイントするスタイルが最近では一番フィットする制作スタイルのようだ。
 空間を把握し、想像力を膨らまし、材質を活かし、自分のプランで創作するとき、至福の表情が顔に浮かんでいる。
 作品はテーマに一貫性のあるものがシリーズとなって表現されることが
 多く絵画の場合数十点に渡り続くことが常である。
 そしてある日、そのシリーズが終わりを告げ、また新しい世界の扉をたたく。
 他にも陶芸やイラストレーションなども手がける多才な彼であるが、
 一旦仕事となればどんな注文にもチャレンジする勇気ある姿勢が次々に展開する新シリーズの創造の源泉かもしれない。
 今回は新たな創造を生み出すパフォーマンスを披露する。

 梅木 鉄平(うめき てっぺい)
 1979年生まれ 福岡県在住
 Umeki
 施設スタッフに数字を書いてもらうことがきっかけで創作活動が始まる。
 色紙・鉛筆・のり・ハサミ・セロテープ・・・、
 さまざまな材料や道具を要求しつづけ、現在のカタチが生まれた。
 およそ4年をかけて取り組んでいるセロテープオブジェ。
 作品の中には、紙で切った数字や小石が何層も貼り込まれている。
 決して満足することのない創作の繰り返しのなかで新たな欲求が生まれ、
 次の表現へ向うパワーと混沌へ変換される。
 創作の完結は多分本人も予測できていない。
 何を求めて、何を実現させたいのか。周囲は期待をもって見守るばかりである。

 渡邊 義紘(わたなべ よしひろ)
 1989年生まれ 熊本県在住
 Watanabe
 幼い頃は、昆虫探しに明け暮れる毎日を送る。
 その後、動く生き物すべてに興味を持ち始め、家族と全国の動物園や植物園をめぐる旅をする。
 現在は、独自の動物園や水族館が彼の中に存在している。
 お菓子を食べたらその包み紙、飲食店に入れば箸袋など、彼の手に渡れば生き物に変化する。
 つくる過程を楽しむことはもちろん、その作品を他者に披露し、驚いてもらうことが彼の喜びでもある。
 好きな動物や熱中する対象が変わったとしても、創作を続け、
 コミュニケーションを楽しむという彼の循環はこれからも変わらない。
 新たな広がりをつくる意味で、今回はアートパフォーマンスを披露する。

 山口 大輔(やまぐち だいすけ)
 1983年生まれ 長崎県在住
 Yamaguchi
 好きなものがたくさんある。言葉遊び、テレビのクイズ番組、バス、電車・・・。
 幼い頃からこれらを自分で遊ぶ道具として作ることが好きだった。
 今でも好きなもの、作りたいものを作り続けている。
 ありふれた日常も、彼のこだわりの創作を通して再現された世界は、ワクワクするような楽しいものに生まれ変わる。
 彼の作品は、どこにでも手に入る身近な材料で作られており、
 安価な材料を駆使しながら自分の創造世界を広げていく。
 動きのある仕掛けには思わず触ってみたくなる楽しさがあるが、
 単に工夫や構造の面白さを感じさせるだけではなく、“作りたい”という作者の純粋な気持ちが観る者を圧倒する。


エイブル・アート事業について


2004年にギャラリーのオープニングを飾る展覧会として「エイブル・アート〜可能性の芸術」展を開催し、
以来年度ごとにエイブル・アートのムーブメントを紹介する展覧会を開催してきました。
当財団は「アートを通じて人と人をつなぐ」というミッションを持っていますが、エイブル・アートの数々の試みは、
まさにそれがなければつながることのなかった人と人をつなぐ活動として、取り組んでいくべき事業だと考えています。
また、多様性を許容する地域社会に向けて「違い」について思いをめぐらせるきっかけとなったり、
「違い」は豊かさだと発見できるような機会を提供していくことを目指しています。
福岡には福祉やアートの枠を飛び越えて、自分たちの暮らす街の状況に果敢に働きかける人たちがいて、
それぞれおもしろい活動を行っています。
展覧会やトークイベント、公演を通じてその活動を知ってもらい、
彼ら同士、あるいは彼と見に来た人たちがつながる場を、これからも作っていきたいと思います。

財団法人 福岡市文化芸術振興財団





また、会場には作家の創作の背景などを捉えた映像も展示しています。
学校時代に誰しもが体験したであろう立体造形物をもとに
新たな視点が生まれてくるような想像して欲しいと思っています。
ぜひ、この機会にお誘い合わせの上ご来場ください。




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