2015.12.30 Wednesday 19:43 | posted by maru

2015年!今年もありがとうございました!

 2015年も残すところあと数時間。今年も多くの方々からご支援を賜り、心より感謝申しあげます。

 maruは12/29の通常開所日が御用納めで今年の業務を終了しました。・・・となりますと、恒例の年末ふりかえり記事という流れになります・・・が、私、施設長:吉田と主任:池永、サビ管:修二で今年はどうするかと検討した結果、長々と文章にするより映像にした方が良いだろう、という結論に至り、これまでブログで紹介された写真から抜粋し、5分ほどのスライドショーでまとめました!あれやこれや、これやあれや、と今年もいろいろありましたね〜。大晦日の忙しい時にも”ながら”でサッと見られるますので、ぜひご覧下さい!




 あと、いろいろとお伝えしようと思いましたが、もう紅白が始まってしまうぞ!時間がありません!このままブログUPできなくなってしまっては、せっかく作った映像が無駄になってしまいます。申し訳ありませんが今年は端折らせてもらいます!

 しかし、やっぱりちゃんと伝えないといけない大事なことが一つ。毎回ふれてきた安永健太さん死亡事件です。12/21に民事訴訟控訴審の判決がありました。判決は「控訴却下」。警察官には、職務の相手方である知的障害のある人に対して、優しく話しかける等のその特性に応じた適切な対応をすべき一般的注意義務があることは認められたものの、安永さんの件に関しては、具体的状況に照らせば、安永さんに知的障害があったとは推認できず、警察官の注意義務違反があったとは言えない、ということでした。いやいや、そんなことはないはず。安永さんに知的障害がある、ということを気づける機会も環境もあった。それは安永さんの所持品や、現場にいた警察官の数である。何の疑問も持とうとしなかった行動は現場警察官の過信だったのか。誰か一人でも、"ふと"感じることができれば、安永さんは命を落とすことはなかった。無知とは本当に恐ろしいものである。しかも5~6人の警察官がよってたかって、安永さんをアスファルトの上でうつぶせにし、後ろ手錠をかけ押さえつけ”制圧”したことが、本当に正当化して良いのか?今、安永さんの家族や弁護団が上告するかどうか検討しています。上告されれば舞台は最高裁、東京に移ります。その選択がなされたら、福岡の支援者もはじめ全国規模でサポートしていきたいと思います。

●知的障害のある安永健太さんの死亡事件を考える会ブログ
●安永健太さん死亡事件訴訟控訴審判決について(九州合同事務所)

 もう一つ大事なご報告。2016年4月、maruは20年目の道のりに入ります。これまで多くの方々のご支援により大きく成長し、発展してきましたが、様々な課題が山積していることも事実。それらの課題を解決し、さらにより多くの可能性を見いだし、目指すべき社会を築いていけるよう、大きなプロジェクトを始動させます。maruにとって本当に重要な1年となりそうです。具体的な内容については来年の早い内に発表したいと思います。

 そして最後の最後。毎年同じ文言となりますが・・・。

 今年もたくさんの出来事がありました。来年もたくさんの出会いが生まれ、みんなの思いが何らかのカタチとなって社会に飛び出して行くでしょう。
 私たちはmaruの活動を通じて、障害のある人が社会を構成する一員とされる社会、障害のあるなしで差を生み出さないインクルーシブな社会を目指すことが、人の暮らしに豊かさを生み出すことを知っています。maruの活動で出会った多くの人々とそんな社会を実現する為に歩みを共にできればと思っています。

 来年もみなさまのご理解とご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 みなさまにとって来年が良い年になるようお祈り申し上げます。


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