2011.07.09 Saturday

被災地支援募金活動を継続します。ご協力を!

4月下旬から開始していました東日本大震災(東北地方太平洋沖地震または東北関東大震災)の被災地支援募金は6月30日に一旦終了しました。募金額は196,303円になりました。みなさまのご協力誠にありがとうございました。集まりました浄財は、きょうされんを通じ、主に、被災された障害のある人、障害者施設の支援活動を行っている被災地障害者支援センターの活動費に充てられます。

maruスタッフが支援に行った福島県について支援状況ですが、福島県には「被災地障がい者支援センターふくしま」という障害のある人を支援する拠点が4月初旬に開設され、下記の内容のことを行ってきました。支援センターの活動には関西地域をはじめ福岡、熊本、鹿児島の施設職員が、約10名前後が現地に入り、ほぼ一週間交替で参加してきました。

●4月〜6月の支援活動の内容
○第1次、第2次避難所調査活動(福島県内約300ヶ所)や作業所および施設(以下、事業所)調査活動、物資提供活動など
○被災地である南相馬市での支援活動
・南相馬市における拠点づくりの為、一時閉鎖していたA事業所の活動再開に際しての現場支援
・南相馬市での在宅者への訪問調査活動 など

●こうした取組みは、大きな成果がありました
・避難所での問題をまとめ行政に対し要望書を提出。改善の動きにつなげた。
・相談があった個別ケースへの対応を進めてきた。
・南相馬市での障害のある人たちの生活実態・避難実態などをあきらかにできた。
・調査活動の中で明らかになってきた個別ニーズ、問題への対応をすすめた。
・南相馬市での社会資源再開に向けての拠点づくりをすすめ、複数の通所事業所の再開を支援することをすすめられた。
・調査活動を通じて、地元の関係者のネットワークづくりにつなげられた。

●次の段階の支援活動への発展
○南相馬市での社会資源の再開・継続に向けての支援の発展。3カ所の通所事業所への現場支援活動と事業所間のネットワークづくり
○南相馬市での最も困難を抱える在宅者の所への継続的訪問活動
・調査活動で浮かび上がってきた困難を抱える在宅者の所は、地元の相談員・事業所との連携のもとでの定期的訪問活動をすすめる。  
・調査活動での不在宅や未だ調査ができていない層に対して、引き続く調査活動を追求する。 
○取組みで浮かび上がってきた様々な問題を整理し、行政への要請活動、市民へのアピール、関係者との問題共有など取組みの輪をひろげる。
○原発事故による避難(20キロ圏内)で閉鎖状態のB事業所再開の取組
・避難場所での事業所再開支援
などの支援活動となります。

また南相馬市においては、実態を知り、緊急問題への対応の段階から、緊急問題への対応は継続しつつ、少しでも安心して暮らしていけるための社会資源の立て直しやすべての障害者が漏れないような取組みの段階にきました。

●今後の福島での支援活動の内容は今の所つぎのようなものです。
○現場支援活動(これまで支援を行ってきた南相馬市内の事業所およびB事業所ほか)
○困難ケースへの継続的訪問活動
○休日を中心とした訪問調査活動(この間の調査で留守だった所)

福島からの報告では、支援は今後も発展、深化させる必要性があるようです。私たちのこの現実を知り、6月30日をメドとしていました募金活動を今後も続けることを決定しました。

今後も皆様のご支援賜りますようよろしくお願い申しあげます。

●支援センターの日々の活動状況について
○詳しくは下記のサイトをご覧下さい。
被災地支援センター日報

●募金方法について
東日本大震災 被災地支援募金のご案内

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